ながいセンセの机の上

中学理科の最前線ポータル?、元ワンオペ3児のママ先生・ながいセンセのブログ

休業中の先生は何をしていたのか?私の場合~課題づくり

https://www.blog.crn.or.jp/chief2/01/86.html

こちらの記事から思うこと2記事め。前の記事長かったのに、すみません。

 

課題の出し方について。

うちの学校は、休業中も自宅勤務やら何やらだったわけですが、

無条件だったのは3月中だけで、

(卒業式準備やら1週間登校日やらで、そこまで無条件だったわけでもなく、準備にはそこそこ時間がかかり、私は提出する書類がなかなか書けずに31日ギリギリまで家でも学校でもずーっとパソコン仕事でしたが)

4月からはオンライン学習へ向けた準備が進められていました。

(といっても、当初は4月8日始業式・入学式に向け、普通の年度当初でした)

 

オンライン学習では、YouTubeによる動画配信がまず最初に打ち出されて、学年・教科別の動画作成が行われました。

私に関していえば、動画を作ったことがなく、校内研修だったり、私なりに調べたりして、【型】を作りました。

動画って、映像編集もありだし、パワーポイントも使えるんですねぇ。

家では子供が常に声を出す?!ため録音ができず、家で動画の元を作って、学校で録音。よく噛むので1本に1時間近くかけてしまい、存在感がないこともあって、うっかり警報なったこともありました。

目標本数も出されていたので、間に合わせるために(っていっても、間に合わなくても別にペナルティとかないですけどね)夜中に作業をするため、常に眠く、普段と3時間ずれ位の「時差」を感じながら過ごしていたのがこの時期です。

 

少しして、Googleさんのアプリによるオンライン学習が打ち出されました。動画を配信しただけだと、向こうからのリアクションがないというのがきっかけだったかと思います。

また、担任団は複数回オンライン朝の会も行ったようです。見たかったなぁ~

これらのアプリも、私は使ったことがなかったので、研修に次ぐ研修。

私の事情(出勤日以外は絶対に勤務できない)を知ってか知らずか、私の出勤日に職員会議や全体研修が当たることが多く、そうなると個人の仕事は学校では時間切れでできなくて、という「前教室で使ったもの&理科室が片づけられない」ループが出現…

 

さらに、そのアプリを使って「提出を要する課題」を出すように、その翌週は「週持ちコマ数程度の、提出を要する課題」を出すように指示が出ました。

自分のYouTube動画やその他オープン素材を使ってよいことにもなりました。

私の場合は週4なので、4つの課題。

やりようによってはいいのですが、重かったなぁ。

 

現在私の教室では、課題が5つ終了しました。

それ以外にも課題はあって、今回を機に作ったパワーポイント動画は20あります。

ほとんどが10分を超え、長かったぁと…(内心ごめんと思っているが、無理だった)

課題は、それを見たり、リンクされているページを見たりして、問いに答えたり感想を書いたり…

なるべく簡単に出来るようにとは思ったのだがどうなのか。

ポジティブな感想を書いてくれる人がいたのが救いです。(すぐ見れ提出者をチェックできるのもいいところ)

 

課題は印刷すると膨大になるとは思います。全教科だし、何週かまとめてだと思うから。保護者が負担感感じるのはそうだと思います。

でもそれを学校でこなしているのが、今までの毎日の子どもたちだったんです。

(何せ、週持ちコマ数分の課題出す指示でしたから)

むしろ、いつもこんなに頑張っていたんだね。えらかったんだね。とお子さんをほめてあげてほしい。

 

…とまあ、こんな風に、学校現場は流れが変わりまくり(2日後に変わったりする!)

翻弄される中、課題を作っていました。

これに加えて、上記は学校での流れですが、市教委からの指示もあります。

これがだいぶ、私たちの行動を制約するものであり、私にとっては疑問で。

「休業中の課題については履修済みとする」という一文が、果たしてどこまで有効なのか、私の中で今一番ドキドキしていることです。

「年間指導計画を6月はじまりに直して提出」という指示が、私の中で「それにどんな意味があるの?」とチンプンカンプン状態です。

カリキュラムが終わるかどうかは、残念ながら、私たちより市教委の方が気にしているみたいですよ。(履修計画・変更済み年間指導計画が出されていれば、市教委は責任回避(=個別の教員のせいに)できるから、と風のうわさで聞いたような)

 

教員の達成目標…どうなのかなぁ。

確かに、終わらないとまずいことになるのはそうなんですが…達成目標じゃなくて、生徒が不利益を被るからなんだけどなぁ。入試の試験範囲とか。

でも、2学期以降にある業者さんのテストに、授業が間に合うのかはとてつもなく心配しています。だって、生徒が高校に持って行って進路相談に使うことだから。

そこの感覚は、私とは合わないみたいです。

 

ちなみに、「コロナ前には戻れない」という言葉がありますが、私は年間通してアプリを使うことを宣言し、実験写真や動画をすでにYouTubeとは別に15ほど上げています。

理科動画、思っている実験・実習をピンポイントで撮っているものが、なかなか見つけきれなくて…

使ってみれば、手間はかかるけど便利。もしかしたら理解も促しやすいのかも。と期待しています。もう少し続けていくつもりです。

まわりの先生方も、もし2波があったなら…とか、欠席者のために復習のために、と、今も前向きにコツコツ続けている方が多いような気がします。

これまでもそうしてきたし(自分の動画チャンネルを持っているそう!)これからもとおっしゃる人も近くにいたりします。

いい環境でしょう?毎日勉強になります。