ながいセンセの机の上

中学理科の最前線ポータル?、元ワンオペ3児のママ先生・ながいセンセのブログ

知能検査、ウェイス受けました!

私の場合、と、限定付きで書かせてくださいね。

 

ここ1年以上通院してる精神科で、やってみたいなーと勇気を出して!?言ってみたところ、とんとん拍子で話をまとめてくださいました。

お医者さんから検査について言われることはありませんでした。確かに大人相手に言うのは難しい問題ですね。

受ける理由は何でも良さそう。←そんなことはないか。

聞かれたので、自分の特性を知ってみたい、という、汎用性の高い言葉を並べてみました。

 

2月定期で申し出て、3月に検査、2週間後に結果を出してくれました。

コロナの影響で、予定より早く検査を受けさせてもらうことになり(休業なので休みを取る精神的ハードルが下がった)実は有難かった。

 

費用…?

検査日には払わず、結果を知らせてくださった診察もそう高くなかったけど…←自立の一割負担中

 

検査はウェイス。(この病院ではそう決まってるそう)

 

キレイな若いお姉さんの心理士さんと、個室で2時間半くらい、うふふあははです。

途中から暑くなっちゃいました。

全てさらけ出すなんて…!何だか恥ずかしかった…

 

すみません、悪ふざけ、ではないようなないような。

 

検査項目とかはWikipediaをご覧頂きまして。(ウェクスラー成人知能検査 で検索)

あれ、15個の試験だったような?って思っていたら、補助問題があったんだね。

でも、これから検査の人は、調べない方がいいのかも?ん?わかんない…

 

受けた感想は、「こんなの何度もやってるうちの生徒は偉い!」(当時まだ特支担任)でした。

メンタルやられるし(←私の場合!)、疲れるし。

試験の後引き継ぎの予定が入っていて、後悔しました。

 

結果を聞いて、聞きたい内容がよく分からなかったので、「ばらついてますか?」(聞きたかったこと)と聞いたら、即答で「ばらついてますね」と。「薬を飲んでいてこの結果だから」とのこと。

IQでは差がないようだけど、群指数のばらつきが。

有意差が5%水準であったり、有意傾向もあったりされるとね。(院に行ってよかった僅かなことの一つに、「有意差」という言葉にイメージが持てる。というのがありましてね)

 

受けてみて、少しだけ分かったのは、

例えば受ける前に調べていて、こんな結果がわかるよ、と分かったとして、

だから何だって。

と感想を持ったり、

それなら受けることに価値を感じない。

と否定的に思ったりすることは、

私には「そういう風に感じる人もいるよね」と想定の範囲内に感じられました。

うん、特支学校も特支学級も経験している私が「で?」と一瞬思う感じだからです。

 

今回の結果が、心理士さんの検査報告の一部(おそらく、検査部分のみ抜粋していて、観察的なところやら聞き取りのことやらはカットされている)であって、

カットすることができなかった(←コピーの都合)部分3行には、職場の環境構造化と人間関係を主とした合理的配慮の必要性が書いてあって、

大体の人はそちらの方が見たいと思うからです。

でも、その3行のようなことは、医師は多分その立場からは、あっさりと発言することは出来ないんだよね。だから見せられない。

 

多少、付け焼き刃的な知識と、5年の担任経験がある私にとっては、

こういう特性があるよね?→じゃあこうしてみようかな?みたいな方策が浮かぶし、

よく分からないけど、この路線で調べてみよう!みたいなツールやキーワードがある。

自分のことだから、行動も身軽。

でも、黒かグレーかオフホワイトか白か迷うような方にとっては(実はその色は濃淡であって階段ではない)、認められホッとすることにはつながるかもしれないけど、打開策は見えてこない。

(周囲にとっては有難いこともあるけどね、何せ鍵が大事なのは本人と家族、直接の支援者だからね)

 

そして、実はそんな特効薬は、ない。

付き合い方をずっと考えていく、そういう性質のことだから…

その「ない」にも、気付きたくない時もあるしね。

 

あと多分、これが一番大きいのだけど、

普通の感覚では…検査は検査でしかないけど、その先に繋がって「障害者」に括られてしまうのでは?という不安が、いつになってもなくならないと思う。

「障害者」ハードルは高い。特に知的と精神は。

普通、適切な支援につながるとは思わない。

そもそも適切な支援も手探りで探してるって事情もあるしね。

支援を受けたいから障害を認めるって発想じゃないものね。誰かと違って。

普通、差別される、外される、尊厳奪われるって思うのよね。

まるで、上司に去年カミングアウトしている今の私が、今年度全ての任を解かれたように。

そうだと言われてないから、私は今年の配置を自分の特性のせいにはしないけど、頭にはかすめる。

 

そして、もう一つ、そうなのかーと思ったのは、

今回の検査では症名診断はされなかったこと。

別のことも言うと、否定されなかったこと。

まだまだ時間がかかりそうです。

薬のことも考えなくちゃいけない、だから、やっぱり転院かな…

 

追記)

うっかりストレートに書いてしまってたところを直しました。

見ちゃった方、スルーしてくださると助かります。