ながいセンセの机の上

中学校理科の最前線ポータル、ほぼワンオペ3児のママ先生・ながいセンセのブログ

困ったので指導要領に戻る。中学生と乳幼児のふれあい授業に関する、専門外からの意見。

小免の都合で、幼中も巻末資料にあるなんて!他教科もすぐに見れたw

以下は、一応、中学校学習指導要領を見ながら抜き書きしますけど、私の都合のいいところだけです。

文科省ページで見れるかもなので、気になる方は、ぜひご自身で調べていただきますよう、お願いします。

 

第8節技術・家庭、家庭分野の2内容A…

むー。

確かに、幼児ですね。

乳児が1歳未満、幼児が1歳以上だとすると、今回の「乳幼児」は対象外…という読みは、間違ってはないです。

ただ、参加した乳児の割合や「通して」前の文章…観察、遊び道具作成、触れ合う活動…からすると、実践的体験的活動重視の家庭科で対象外とするほどの外れっぷりかな?やはりその辺の匙加減は、私からは「外れてません!」と言いたくなるほどの微妙さです。

 

どっちかというと問題に感じるのは、「生徒の質問コーナーに出てくる(関心の高い)問いが、ママたちの答えたい内容が、家庭科内容から完全に外れてくる」ことでしょうか。

 

(3)幼児の発達、生活の特徴、遊びの意義、幼児への関わり方の工夫、家族関係や生活の工夫に関する課題解決…

生徒さんに聞かれた…?

どんな遊びが好きですか?とか、よく寝ますか?夜泣きってあるんですか?とか、そういうレベルかな。

うん、個人差があるとか伝え方の上手さとかからすれば、幼稚園の先生に教わるべし(=この活動より、幼稚園訪問&実習が妥当)というのは、すごく正論ではあります。

まあ、この活動せず幼稚園訪問したんですか?という疑問はこの際放置しますが。

 

(1)自分の成長と家族、家庭生活(2)家庭家族の機能、地域との関わり、改善

むしろ私が考えたことないし!

どういう勉強が先にあるかに、より過ぎる!

聞かれても、あまりに個人的過ぎて、私みたいに公私混同しまくる人にしか言えないよね…。

 

以上、家庭科より。

 

で、生徒さんの興味関心があった部分に該当しそうなのはー…

 

第7節保健体育、保健分野の2内容(1)心身の機能の発達と心の健康

これ1年生なんだね。3学年間で48時間→1年生のうちに16時間か。月1、2時間。他の内容もやるのね。

しかも内容の取り扱いに、これは読み解きが難しくて分からないんだけど、「妊娠や出産が可能となるような成熟が始まるという観点から、受精・妊娠までを取り扱うものとし、妊娠の経過は取り扱わないものとする」「身体の機能の成熟とともに、性衝動が生じたり、異性への関心が高まったりすることから、異性の尊重、情報への適切な対処や行動の選択が必要となることについて取り扱うものとする」との記述が。これ、結構強制力のある文です。

 

つまり、「つわりはどうでしたか?」「陣痛ってやっぱり痛いんですか?」の問いには、学習指導要領上は答えてはいけないんだね。妊娠中のお腹を触ってもらって「あったかい!」と体験するのは、学習指導要領上はやっちゃいけないんだね。

 

「子どもを授かったとわかったとき、どんな気持ちでしたか?」この問いを投げてくれた中学生は、相当いいところを突いたんだね。さすがに、どうして(理由も、方法も)子どもを作ろうと思ったのか…なんて、突っ込んでこれる子はいないよね。

私自身も単純明快には答えられない。

 

以前受けた「誕生学」は、まさにこの分野にドンピシャです。ここで講師さんにお世話になればいいんだよね。私に権限ないけど。

そもそも、体育の時間、保健をみっちり月1ペースで…やりました?私自身には記憶がない…(寝てただけかも)

 

以上、体育より。

 

そして(私にとっては)問題の…

第4節理科、第二分野(5)生命の連続性 ※動物分野ではありません!

いわゆる細胞分裂と有性・無性生殖、遺伝子を扱いますねここ。花粉管、エンドウマメ(ウニやカエルは高校?)の単元。ちなみに3年。

…全文を載せたいくらい、こういう活動とは無縁な印象!人間が対象外とされてないことが救い?!

「赤ちゃんどうやって大きくなるの?」に答えられるけど、理科的発想で答えると…一気に距離を置かれそう。

だから!理科は徹底的に感情抜きなの。子育てに感情はつきものなの。無理そう。

以上、理科より。

 

私の感覚では、上記教科以外に【妊娠、出産、次世代】に関する記述はないと思う。

………

私的まとめ。

どっちを優先するかでしょうね。

活動ありきか。内容ありきか。

いずれにせよ。パッと、やりたい!で実施することはできません。学校だからね。生徒さんの役にたたなきゃね。

 

活動ありきで、家庭科で受け入れてもらえるか。

家庭科で受け入れてもらえないなら、総合で残す。

今回のような、単独学活=管理職の鶴の一声だと、実施できた達成感はあるだろうけど、漠然とした学びはあるだろうけど、効果的とは言い難いような。

やっぱり事前準備はちょっと必要だよ。持ち込む経験値が違いすぎるから、レディネスならしておいてもらえた方が助かるよ。

 

内容ありきなら、家庭科の先生が気合い入れて事前を頑張ってくれるか、(体育…期待薄いかも)、(理科…内容的に無理だな、赤ちゃん見てもせいぜい遺伝子しか出てこない)、総合で計画するか。

総合の場合、学年色(企画する学年集団)にもよるし、年間で組まなきゃいけないし、行事との絡みもある(例えば、職業体験の事前学習は総合でやってた)。整合性とか大変だよね〜

私自身は、(ほぼ)2学年分の理科を担当してたら空きがなくなり、総合には回らなかった。逆に、3学年全部の総合をもつ可能性もある。そういう、担当時数の問題もあるから、誰がどうやるかは…かなりカツカツ出たとこ勝負の面がある。

 

せっかくなので、私が1年副担総合担当の設定で、総合の年間考えてみることにするよ。

降りてきたのは「生き方を選ぶ」なんだな〜♪

 

ただ、こういう活動って縁だから。

ともかく、どういう形であれ、続いてくれるといいなぁ。